特別寄稿|奥が深い生春巻きを、山で美味しくいただこう!吉澤英晃さんが綴る finetrack TOKYO BASE(直営店)コラボ記念コラム
国産アウトドアブランド finetrack(ファイントラック) TOKYO BASEにて、同店のプラチナ・ゴールド会員の皆さま向けに「ライフペーパーⓇ コラボパッケージ」をノベルティとしてご用意することになりました。これを記念して、山岳ライターの吉澤英晃さんにコラムを書き下ろしていただきました。(すぐにお読みになりたい方は、下にスクロールして中盤へ!)
はじめに(編集部より)
山の食卓といえば、カップラーメン、レトルトカレー、アルファ米——定番の顔ぶれが並びます。そこにひとつ、”ライスペーパー”という新しい食材を加えてみたら、どんな夜が生まれるでしょうか。
山やアウトドアでライスペーパーを食べる。そんな食文化は、世間にはまだほとんど根づいていません。ライフペーパーⓇにとって、この大きなチャレンジの第一歩を、finetrack さんを通じて踏み出させていただくことになりました。山のフィールドとごはんを知り尽くした finetrack ユーザーの皆さまにこそ、まずその楽しさを手に取っていただきたいと考えています。
旅のガイド役は、山岳ライターの吉澤英晃さん。沢も雪山も歩き慣れた筆で、ライフペーパーⓇでの山ごはんを、山好きの皆さまの”自分ごと”になるくらい分かりやすく、書き下ろしてくださいました。読み終わるころ、お読み下さった皆さまの、次の山行の食料リストが少し書き変わっているかも??
ノベルティ「ライフペーパーⓇ コラボパッケージ」の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施店舗 | finetrack TOKYO BASE(直営店) |
| 対象 | 同店プラチナ会員様・ゴールド会員様 |
| 配布期間 | 【2026年10月3日(土)〜 / なくなり次第終了】 |
| 内容 | ライフペーパーⓇ finetrackコラボパッケージ【お試し20g】 |

特別寄稿
奥が深い生春巻きを、山で美味しくいただこう! - 山岳ライター吉澤英晃
泊りがけで山に行くとき、夜と朝になにを食べようか、ワクワクしながら考えることがあります。ビールや焼酎、ウイスキーに合うアテやツマミ系はマストメニュー。食材は傷みやすい魚介を避けて、肉か野菜が第一候補。ウインナーを焼いて、そこに細く切ったピーマンを加えようか。ゴマ油を引いたフライパンで甘唐辛子を炒めて、かつお節を振りかけたあとにサッと醤油を垂らすのもいいですね。
山のなかで初めて生春巻きを食べたのは、2015年9月のこと。自覚はありませんが、そのときからすでに生春巻きが好きだったみたいです。福島県の只見地方にある奥深い沢を遡行しながら、メンバー3人でお好みの食材を巻き合って、モチモチの皮を頬張りました。
味はもちろん、文句なし。ですが、それきり山で生春巻きを作るのはやめてしまいました。当時、近所のスーパーに売られていた生春巻きの皮は、フライパンからはみ出すほどサイズが大きく、ザックの背面に沿わせながらパッキングできたものの、開封すると何枚もバキバキに割れていたのです。
「ライフペーパーⓇ」は、その欠点を見事に解決した、優れものだと思っています。サイズは、小さい折り紙くらいしかないのでどこにでもパッキングしやすく、クッカーなどに入れてしまえば割れる心配がありません。ライフペーパーⓇに出合ってから、山の食事のレパートリーに生春巻きが戻ってきました。
使う具材は、何度も作っているうちに、けっこう定番化してきました。“カニカマ”、“キムチ”、“大葉”は、絶対に外せないレギュラーメンバー。この3つの具材で味が決まるので、ソースがなくても案外美味しくいただけます。そこに、食感をシャキシャキさせたいときは“大根サラダ”。よりモチモチさせたいときは“春雨”をプラスするのがおすすめです。

「定番の“カニカマ”“キムチ”“大葉”とライフペーパーⓇ ライフペーパー専用トレイ(※)で巻く。」撮影:吉澤英晃
合うかなと思って巻いてみたものの、イマイチだったものに、チーズがあります。チーズを巻くと、味がすべてチーズになってしまう。カニカマも、キムチも、大葉もチーズの味に負けてしまい、風味の豊かさが損なわれる結果になりました。
作り方のコツも、サラッと紹介しておきましょう。ライフペーパーⓇは1枚がとても薄いので、2枚を重ねて使うとちょうどいい厚みになります。それを、上下に少しずらした状態で水で戻すと、今度は皮の面積が増えて具材を巻きやすくなります。

「1枚が薄いライフペーパーⓇ。2枚重ねて使うのがコツ」 撮影:吉澤英晃
皮を戻すための水を張る器には、ライフペーパーⓇが入る大きさのクッカーを用意するか、Fozzils(フォッジルズ)の「スナップフォールド ディッシュXL」がいち押しです。
皮を水に浸す時間は、ほんの一瞬でOK。浸すというより潜らせる程度で充分です。長く浸すと柔らかくなりすぎてしまうので気をつけましょう。

「Fozzils(フォッジルズ)の「スナップフォールド ディッシュに具材を並べて」撮影:吉澤英晃
そんな生春巻きは、言わずと知れたベトナム料理。本国ではゴイクン(Gỏi Cuốn)と呼ばれていて(※地域によって別の呼び方もあります)、「ゴイ(Gỏi)」は「和える」、「クォン(Cuốn)」は「巻く」という意味があるそうです。
日本に伝わったのは、1990年代以降のこと。今ではすっかりお馴染みの料理になりましたが、歴史はそこまで深くないんですね。
だからでしょうか、調べてみると、ベトナムでよく食べられている定番の具材で、山で試したことのないものが意外と多いことに気づきました。持ち運びのことを考えても、アボカド、レタス、鶏むね肉、ニンジン、きゅうりは、すぐに食材リストに加えてよさそう。鶏むね肉には「サラダチキン」が使えそうです。
それと、本国では生春巻きを揚げた「揚げ春巻き」があることも、この記事を書きながら初めて知りました。ベトナムでは、ひき肉、きくらげ、春雨などを皮で包んで、油で揚げて食べるそうです(揚げた生春巻きは呼び名が「チャーゾー」に変わります)。山で大量の油は使えないですが、フライパンに油を薄く引いて揚げ焼きにするくらいなら難しくないでしょう。
生春巻きのポテンシャルは、思っていた以上に奥が深い。あれこれ工夫して、これからも「ライフペーパーⓇ」で生春巻きの可能性を探っていきたいと思います!

「モチモチの皮越しに具材が透ける、できたて生春巻き」 撮影:吉澤英晃
※ 吉澤英晃さんによる特別寄稿ここまで。
吉澤英晃さん プロフィール
山岳ライター・登山ガイド。1986年生まれ、群馬県出身。大学の探検サークルからアウトドアに傾倒し、社会人山岳会で沢登り・雪山登山を本格化。旅行代理店や登山用品輸入代理店の営業職を経て、2018年からフリーのライターとして活動中。「山と溪谷」「PEAKS」など登山専門メディアへの寄稿多数。2024年、日本山岳ガイド協会認定登山ガイドステージⅡ取得。著書に『ヤマケイ登山学校 沢登り』『はじめてのパックラフト A to Z』など。
沢登り・雪山での活動記録や日本百名山の登頂歴など、経歴の詳細は公式サイトとInstagram(@hide_yoshizawa)をご覧ください。
finetrack TOKYO BASE(直営店)について
「遊び手が創り手」をモットーに、メイドインジャパンにこだわる国産アウトドアブランド finetrack の直営店(原宿・TOKYO BASE)。ウェアやギアを手に取って試せ、素材の知識やレイヤリングに精通したスタッフが案内してくれます。
- 公式ストアページ:finetrack BRAND STORE
- 所在地 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目13-8 1F, 2F
- 営業時間 11:00~20:00 ※ 状況により、急遽営業時間が変更となる場合があります
- 定休日 定休日なし(年末年始を除く)
ライフペーパーⓇ について
ライフペーパーⓇは、「日本初フェーズフリー認証取得ライスペーパー」を掲げる、アウトドア向けの小さなライスペーパーのブランドです。商品やサービスが日常時も非常時も価値を持つことを認証する「フェーズフリー認証(PF認証)」(一般社団法人フェーズフリー協会)を取得しており、日常やアウトドアシーンはもちろん、災害などの非常時にも役立つライスペーパーとして開発。乾燥のままであればちょっとした取り皿としても使えて、水戻しの場合は、一瞬だけさっと水にくぐらせ、僅か10秒程度の圧倒的スピードで戻る。無限ともいえる具材の組み合わせと調理法(乾燥でそのまま/水に浸す/焼く/溶かす等。炭水化物の摂取源として、おかずとして、デザートとしても万能)により、日常・アウトドア・非常時の垣根を超え、シームレスにいつでも幅広く楽しめることを特徴としています。小さいサイズで手巻きに便利。なおかつ、大きく巻きたい時には端を濡らして連結する事も可能。1枚がとっても薄いから、重ねれば厚みも自由自在に調整できる「モジュール型のライスペーパー」です。(大変薄い食材であるため、濡らしたり焼いたりする調理法の場合は必ず2枚以上を重ねてご使用下さい。)
- ライフペーパーⓇの詳しい扱い方や調理法はぜひこちらの冊子をご覧ください!「アウトドア&フェーズフリー グルテンフリーレシピブック」(https://lifepaper.jp/outdoorpfrecipebook)
- 認証表記:フェーズフリー認証ID「PF0125105」(フェーズフリー認証商品ページ)
※写真中のトレイは近日公開予定の「ライフペーパーⓇ専用トレイ(仮)」です。表面に特殊な加工が施された、生春巻きが劇的に作りやすくなるトレイ。表面の特殊加工のお陰でどんな汚れもはじくから、洗い物が激減します。日常でもアウトドアでも、持っておけば何かと便利な1枚です。
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